第4種踏切の約6割に「ゲート」設置へ 通行者へ物理的に一時停止うながす JR西日本

「踏切ゲート」に加え改良版の「踏切ゲート-Lite」を設置。

中国地方には330か所もの第4種踏切がある

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遮断機や警報器がない第4種踏切のイメージ(画像:写真AC)。

 JR西日本は2025年度末までに、同社管内にある378か所の第4種踏切のうち約220か所に、安全対策を講じます。第4種踏切とは、警報機や遮断機のない踏切のこと。事故が発生しやすいポイントでもあります。

 安全対策は、踏切の一時停止線付近に物理的なバリアを設置するものです。名称は「踏切ゲート」および「踏切ゲート-Lite」。2021年度より開発・整備が進められ、特に「踏切ゲート」の施工性を向上させたモデルが「踏切ゲート-Lite」です。

 どちらもポールにバーが付いた形状で、普段は遮断しています。歩行者などが通行する時だけ、バーを手で押す(踏切ゲート)か持ち上げ(踏切ゲート-Lite)、通行後は自動的に元の位置に戻ります。

 整備計画は、「踏切ゲート」が58か所、「踏切ゲート-Lite」が約160か所。8割以上が中国地方にある踏切に設置されます。JR西日本は「通行者を物理的に一旦停止させることで左右確認を促し、直前横断による踏切障害事故を防ぎたい」としています。

【了】

【写真】リンクが「踏切ゲート」「踏切ゲート-Lite」です

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