「世界一短い艦名」実は日本に存在 逆に「世界一長い艦名」はまるで早口言葉!
世界一長い艦名はロシアに現存
旧日本海軍の「大井」「伊王」も護衛艦「おおい」と同じく世界一短い艦名として知られます。では、逆に世界一長い艦名は何なのでしょうか。
それは、旧ソ連が建造し、現在もロシア海軍で運用されている空母「アドミラル・クズネツォフ」だといわれています。
この艦名、一見すると、極めて普通の長さにしか思えません。しかし、実は正式な艦名は「アドミラール・フロータ・ソヴィエーツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」といいます。
日本語に訳すと、「クズネツォフ・ソビエト連邦海軍元帥」となるこの艦名、英語では「Admiral Flota Sovetskogo Soyuza Kuznetsov」です。アルファベットを数えると、実に37文字にもなります。
ただ、歴史をさかのぼるとさらに長い名称を付けられた船もあったとか。それは、スペイン海軍の「サンティシマ・トリニダー・イ・ヌエストラ・セニョーラ・デル・ブエン・フィン」です。
同艦は1751年4月に就役したガレオン船です。ガレオン船とは、細長い船体を持つ木造帆船で、速力に優れているのが特徴です。
艦名を英語で記すと「Santisima Trinidad y Nuestra Senora del Buen Fin」。アルファベットでは41文字になります。
軍艦の定義をどうするのかによって考え方が異なるため、「世界一長い艦名」として広く知られているのは、ロシア空母の方になりますが、上には上がいると言えるでしょう。
なお、世界一短い艦名の「おおい(大井)」も、前述のとおり1993(平成5)年に退役しているため、現在「空席」の状態です。そのため、ひょっとしたら新型護衛艦で再び用いられるかもしれません。
【了】
Writer: 柘植優介(乗りものライター)
子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。
戦時中に軽巡洋艦 加古(かこ)が有ったと思うのですが?
加古は重巡洋艦では?
ご指摘ありがとうございます。 私の勘違いでした。重巡洋艦でした。
アルファベット表記で「OO-I(あるいはO-I」「I-OU(あるいはI-O)」だから世界一短いのだ、と書かないと分からない。独りよがりでオタク知識をひけらかしたいだけにしか見えない。
日本語表記で三文字読みの鑑は数多くあるし、漢字二文字、読みでも二文字のものもある。
戦艦「伊勢」そうだな。
ヘリ空母「いせ」そのとうりだな。
世界一短い艦名は「かが」やろ。
今も艦名の話じゃね?