アメリカ 最新の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」をイスラエル沖へ 武器援助の用意も

アメリカは明確にイスラエル支持を打ち出しています。

複数の巡洋艦や駆逐艦からなる「空母打撃群」として派遣

 アメリカ国防総省は2023年10月10日、イスラム原理主義組織「ハマス」によるイスラエルへの大規模な攻撃を受け、同国を助けるために空母「ジェラルド・R・フォード」を中心とした艦隊が東地中海に展開するよう命令を下したと発表しました。

「ジェラルド・R・フォード」は2017年7月に就役した最新鋭の原子力空母で、なおかつ世界最大の水上戦闘艦でもあります。戦闘機や早期警戒機、ヘリコプターなど各種航空機を約70機搭載しています。

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アメリカ海軍の最新鋭空母「ジェラルド・R・フォード」(画像:アメリ海軍)。

 東地中海とはイスラエル沖のことで、派遣される艦隊はいわゆる「空母打撃群」と呼ばれるものになります。これはイージス巡洋艦や駆逐艦、補給艦などからなり、状況によっては原子力潜水艦も同行します。

 説明によると、今回の派遣はイスラエル国内に留まっているアメリカ市民を守るための措置だとのこと。バイデン大統領は、ハマスの攻撃によって何百人ものイスラエル市民が殺害されたが、そのなかに少なくともアメリカ市民11人も含まれていたとの見解を示しています。
 
 加えて、ハマスによって拘束されている人々の中にはアメリカ市民が含まれている可能性が高いとも述べています。
 
 これに関して、ロイド・オースティン国防長官は、アメリカはイスラエルを支持すると明言しており、すでにイスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣と話をして、イスラエルが自衛するのに必要な武器を援助する用意があると回答したそうです。

【了】

※誤字を修正しました(10月10日14時15分)

【就役は2024年予定!】すでに進水済みの次世代空母「ジョン・F・ケネディ」(写真)

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