ロシア軍がウクライナ軍の「鉄壁要塞」を攻撃 戦車部隊を投入するも損害続出か
2023年1月以降にロシア軍が実施した最も大規模な攻勢だそう。
ロシア軍が要塞化されたアウディイウカを攻撃中
イギリス国防省は2023年10月17日(火)、ウクライナ紛争の戦況分析を更新。ロシア軍がウクライナ東部において、複数軸で協調しながら攻撃を開始した可能性が高いと発表しました。
イギリス国防省は、ロシア軍は東部ドネツク州の町アウディイウカを攻略するため、複数の機甲大隊を投入して町の包囲を目指していると指摘。これは、2023年1月以降にロシア軍が実施した最も大規模な攻勢となる可能性が高いとしています。
アウディイウカは、紛争が始まった2014年から最前線となっており、ウクライナ軍が防備を固めて要塞化しています。ロシアにとっては、ドネツク州全域の制圧という目標を達成する上で、大きな障害になっているといいます。
イギリス国防省は、ここでウクライナ軍がロシア軍の進撃を阻止している可能性が高く、ロシア軍は大きな損失を被っていると分析しています。短期的にはアウディイウカ攻略が成功する可能性はますます小さくなっており、進捗の遅さと死傷者の多さから、ロシア側のメッセージが「攻撃」から「積極防御」に変化した可能性が高いとしています。
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