民間で唯一「潜水艦の目」開発拠点、33年ぶり新装 進む艦艇の無人化 ソナー需要爆上がり!?

OKIが民間企業として唯一保有する「水中音響計測施設」が33年ぶりに新しくなり、運用を開始しました。リニューアル後は無人潜水機や無人水上機などにも対応できるようになったそう。実見し、関係者に話を聞いてきました。

監視カメラ設置してセキュリティ強化した部屋も

 使用可能な電力の容量は従来の75kVAから110kVAにアップしており、今まで以上にさまざまな用途の機器が同時に使えるようになりました。防衛関連の製品も扱っていることから、監視カメラやセキュリティを強化した部屋も用意されています。

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「SEATEC NEO」の完成披露式典。左からOKIの加藤洋一特機システム事業部長、森 孝廣社長、OKIコムエコーズの大塚竜治社長。(深水千翔撮影)。

 また「SEATEC NEO」では、新たな取り組みとして屋上のソーラーパネルで発電した電力を施設内で蓄電して、監視カメラによる周囲監視や気象観測装置によるデータの取得を24時間連続で行うことができるようにもなっています。

 これは海洋データプラットフォームの事業化に向けた構想の中で風向、風速、気温、湿度、降雨量、水温、塩分濃度、溶存酸素量、日照などのデータを年間通じて取得し、海洋情報を必要とする漁業関係者へのデータ提供など、新たな事業創出へ活用していくテストサイト機能も持たせているためです。

 OKIの加藤洋一特機システム事業部長は「日本でこうした施設を持ってるのはOKIだけ。それらを生かして、海洋事業に参入することで将来に向かって、成長していきたいと考えている」と述べていました。

【了】

【プールじゃないよ】見られるのはレア! 無人潜水機などの試験用「SEATEC NEO」の内部(写真)

Writer:

1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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