「駅前混むので高速使って!半額にするから」紅葉シーズンの渋滞対策で異例の実験 実質山陽道を90円で利用可に
適用できそうなところは他にもあるのでは?
混雑対策の切り札は「高速道路で通過してください」
日本三景に数えられる宮島。その玄関口となる宮島口駅周辺の紅葉シーズンにおける混雑緩和策として、広島県が高速道路の利用を半額にする社会実験を行います。
2023年11月の土、日、祝日の計10日間について、広島岩国道路 廿日市IC~大野IC間(約7.2km)の利用に限り、ETC車の通行量が半額になります。全車種が対象で、普通車は90円、大型車でも190円に。ただし両IC以外の利用は対象外となります。
この施策は、主に国道2号などで宮島口を通過する利用者に向けたものですが、宮島の観光客向けにも、電車へ乗り換えるためのパーク&ライド駐車場の設置などといった対策を県は実施しています。今年はG7広島サミットの開催により、国内外からの注目が高まり、11月はより一層の混雑が予想されるということです。
ちなみに広島岩国道路は、国道2号バイパスに接続する廿日市IC~廿日市JCT間を除くと、実質的に山陽道の一部として扱われていますが、本来は旧日本道路公団の建設による独立した有料道路です。現在は山陽道とともにNEXCO西日本が管理しています。
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