これぞ「走る社長室」4人乗りヴェルファイアをJMSで展示したワケ 日本じゃまだ「要人車はセダンでしょ」?

さながら執務室のリアシート

 また、インテリアのデザインも最上級の言葉通りに特別な仕様となっています。足元のフロアマットは特別仕様の専用絨毯。リアシートも座り心地を追求した専用品です。これにより、座り心地が向上しただけでなく、座面が通常モデルよりも高くなったことで座った時の特別感を演出しつつ、“後続車から頭が見えない”ようになっているのだとか。プライバシーにも配慮した仕様となっています。

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「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」のスライドドア部分から見たリアシート周辺の車内空間。2シート仕様によって約500mmの車内空間が確保された(布留川 司撮影)。

 ヘッドレストにはスピーカーが内蔵。リアシート前方の足元には鞄などの荷物が置けるフロアトレイと冷蔵庫が設置され、収納式のテーブルや携帯端末用の電源も完備しています。これらインテリアと装備品によって、ホテルのスイートルームのような高級感あふれる大空間が創出されています。

 これら充実したリアシートの車内装備品は、同乗者向けの単なる「おもてなし」のために用意されたものではありません。この「スペーシャスラウンジ」ではビジネスユースでのVIP送迎も想定。乗り込んだVIPは広い車内でくつろぐだけでなく、そのまま移動中の車内において仕事やWEB会議を行うことも可能です。

 運転席とリアシートの間にはカーテンが標準装備されており、これによってリアシートのプライバシー確保もできるようになっています。また、後部のラゲッジスペースには専用のハンガーバーを取り付けることで、ジャケットを折り畳まずに複数吊るすことができます。これを使えば、ビジネスシーンでよく行われる移動先に合わせた着替えにも対応できるようになっています。

【シャンパン冷蔵庫!?】至れり尽くせり「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」の車内をイッキ見(写真)

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