ウクライナ軍仕様に変身!英供与の「チャレンジャー2」 貴重な“実戦配備後”の映像公開
ソ連(ロシア)の戦車帽を被った兵士が「チャレンジャー2」に乗ってる!
第82空中強襲旅団に「チャレンジャー2」を配備
ウクライナ国防省は2023年11月20日(月)、イギリスから供与された戦車「チャレンジャー2」の動画を公開しました。動画では、砲塔にウクライナ国旗を立て、同国の戦車兵を乗せた「チャレンジャー2」が走行したり、射撃を行う様子を紹介しています。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は、欧米諸国に主力戦車の供与を要望。イギリスは2023年1月に主力戦車「チャレンジャー2」を14両、ウクライナに供与すると発表していました。イギリスは供与にあたって、戦車兵の教育訓練も提供しています。
ウクライナ国防省によると、供与された「チャレンジャー2」は第82空中強襲旅団に配備しているそう。「イギリスの技術とウクライナの才能の見事な組み合わせ」が実現したとしています。
ウクライナ軍に実戦配備された「チャレンジャー2」を鮮明に捉えた写真や動画はあまり多くはなく、今回の動画は貴重なものと言えます。
動画を見ると、ソ連(ロシア)の戦車帽を被っている兵士が「チャレンジャー2」に乗りこんでおり、東側と西側の兵器体系が混在しているウクライナ軍ならではの事情も伺えます。車体には偽装網が取り付けられています。
「チャレンジャー2」は、既にウクライナ軍が大規模な反攻を実施した南部ザポリージャ州などで実戦投入されており、損失も確認されています。
ただ、「チャレンジャー2」などの西側製装甲車両は、旧ソ連製の車両より生存性に優れており、車両が撃破された場合でも乗組員が脱出できた事例が多く報告されています。
【了】
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