「JR西日本の水素電車」誕生へ前進!? 6業界タッグで「鉄道と水素」ガチ協同で「線路際パイプライン」も
イメージ図にもはっきり燃料電池トレインが描かれています!
線路に沿って水素パイプライン敷設も
JR西日本ほか6社は2023年11月21日(火)、兵庫県の姫路エリアを拠点として、社会で需要が増加している水素の輸送を担うべく協業していくため、基本合意したと発表しました。
基本合意を結んだのは、関西電力、JR西日本、JR貨物、NTT、NTTアノードエナジー、パナソニックの6社。2030年代を目標に「安価で効率的な水素サプライチェーン」を確立するのが目的です。
水素は、液化水素の形で、各地からタンカーで港へ輸送されてきます。液化水素はタンクに保管され、姫路貨物駅を通じて貨物列車で全国へ運ばれます。さらに、線路に沿って「水素パイプライン」も敷設される計画です。
さらにJR西日本は、鉄道の脱炭素化のため「水素利活用の検討」を進めていくとしています。具体的には、同社が2021年に公開した環境長期目標「JR 西日本グループゼロカーボン 2050」に沿って、ことし4月の発表で水素の化学反応を利用する「燃料電池電車」の実現を含めた検討をしていくと明らかにしています。
燃料電池電車の導入については、今回発表された資料にもイメージ図が明記されており、あらためて同社の意気込みが示されています。
日本での燃料電池電車については、JR東日本が2000年代から試験を進めており、2022年には試験車両であるFV-E991系「HYBARI」が発表されています。
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