北日本名物「ナゾの矢印」正式名称いえる? ドライバーの強い味方も「過信は禁物」か

「北海道名物」として取り上げられることも多い、道路上から吊るされた矢印。正式名称からは、単に道路との境を示すだけでない役割も見えてきますが、ある道路関係者は「過信は禁物」だとしています。

信号機と同じ高さに設置

 北海道や青森県など北日本では、道路の上部に吊るされた縞模様の矢印を見かけます。とりわけ「北海道名物」として取り上げられることも多いものですが、正式名称やサイズを答えられる人は、意外と少ないかもしれません。

Large 20231203 01
北海道名物ともいわれる道路上空に吊るされた矢印(画像:ぱくたそ)。

 この矢印は通称「矢羽根」、正式名称は「固定式視線誘導柱」です。その役割は、積雪で道路と道路外の境界が分からない時、その位置を示すほか、名称の通り視界が悪い時、ドライバーの視線を誘導します。こうすることで、クルマが道路を逸脱するリスクを低減でき、事故防止に寄与します。

 特に地吹雪が発生すると、地面に近い場所は見通しが大変悪くなりますが、高い場所は比較的影響が少ないため、そこに設置された矢羽根は視認できます。北海道開発局によると、設置されている高さは路面から5mが基本とのことです。

 実はこの矢印、意外と大きいのです。同局によると、長さは1.2mあるそう。信号機のように、高い場所に設置されているため実感が湧きづらいでしょうが、1.2mというと7歳児の平均身長とほぼ同じです。

 矢羽根は表面に並べられたカプセルレンズでクルマのライトを反射するもののほか、吹雪による影響が大きい区間には、自発光式のタイプも設置されます。視界が極めて悪い中において、運転の強い味方といえそうです。

 しかし、ある北海道の道路関係者は「矢羽根の過信は禁物だ」と話します。その理由は「前方がホワイトアウトしたからといって矢羽根を頼りにしていると、視線が上向きになるほか、前走車のテールランプに注意が行きません。特に雪道での経験が少ない初心者ドライバーや旅行者は、見えるものに頼りがちになる傾向があるため、注意が必要ではないでしょうか」とのことです。

【了】

【答えられるよね!?】センター試験に登場した「ナゾの矢印」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス