JALも導入「ボーイング767貨物機」、後継機はどうする? 初飛行から30年、後継はやっぱ「787」?

ボーイング旅客機「767」をベースにした貨物専用機は、初飛行から30年が経過するも、まだまだ貨物専用機として高い需要を持っています。この後継について、同社はどのように考えているのでしょうか。

787の貨物専用機、将来開発されるのか?

 報道陣からの「787の貨物専用機の開発はしないのか」という質問に対し、ダレン・ハルスト氏は次のように話しています。

「将来的に見ると、767Fが稼働できなくなったタイミングで、787をベースとした貨物機を開発することもあるかと思います。そういったベース機として活用をすることは設計理念のひとつです。需要次第とはなりますが、旅客機からの改造、もしくは貨物専用機として新造することについて、需要を判断しながら検討を進めているところです」

 貨物専用機は旅客機より長く運用されるため、貨物機市場では、当面のあいだは767Fがまだまだ活躍することでしょう。しかし、あくまで検討段階ではあるものの、将来的にボーイングは「787F」を生み出す可能性は大いに考えられそうです。

【了】

【写真】フツーは絶対乗れない? これが「貨物専用機の客席」です

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国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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