話題沸騰の「小樽おなら」道路標識、“30年気づかず”…なぜ? 行って理解「こりゃ気づかん」なワケ

北海道小樽市にある、英訳が「小樽おなら」となってしまう案内標識の誤記が話題になっています。ただ実際に行ってみたところ、これが“手つかず”状態だった理由が見えてきました。

「おなら」表記30年…継続の秘訣は立地か?

 この元「小樽おなら」案内標識は、JR小樽駅からほぼ真北に3kmほど離れ、少し高台に位置する「赤岩」という地域の市道に設置されています。この市道は少なくとも取材時は、ほかの道路と比べて交通量はかなり少なめ。かつ小樽駅~赤岩地区の公共交通機関に乗る人を見ても、学生やお年寄りなどが多数でした。

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過去に英訳が「Otaru Poot」と描かれていた小樽市の案内標識(2023年12月18日、乗りものニュース編集部撮影)。

 つまり「小樽おなら」案内標識があるところは、観光都市・小樽ながらも、インバウンド(訪日外国人旅行者)はおろか、国内観光客でさえあまり訪れるところではなく、むしろ、市内の住民の方たちが、それぞれの生活のために使っている道路といったイメージです。

 また、こういった観光地や交通の要地の案内標識といえば、かなり大きな看板に情報が描かれることが一般的ですが、「小樽おなら」案内標識のサイズ感はそれより少なくとも一回りは小さい印象で、決して目立つ感じではありません。

 約30年にもわたり、「小樽おなら」案内標識が“手つかず”の状態だったのは、こうした立地が関係している可能性も考えられそうです。

 地元の人であれば、ほとんどの道の行き先を、看板を見ずとも肌感覚で理解できるはずです。一方で、旅行者も観光スポットなどを行き来する際にこの標識を通り過ぎたとしても、未知の市道で、そこに掲げられている小さい案内標識を運転しながら隅々まで見る人はごくわずかでしょう。

 新たにこの道を通過する人にとっては、よほど意識していない限り、「小さい案内標識の行き先の英訳」まで目を通すのは、かなり至難のワザだったのかもしれません。

【了】

【写真】こりゃ気づかれん…元「小樽おなら」看板のある道路

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