え、ナンバー付いてても? 公道走行OKの電動キックボードに国交省「NGです」 有名量販店の販売モデルがなぜ
なぜこんなことに? 走れるようにする対策とは
FUGU INNOVATIONS JAPANによると、このモデルは一般原付として販売されたものの、最高速度は20km/h以下であるなど、「速度、サイズ、出力ともに、特定小型原付にあてはまるスペックだった」と話します。
同社も10月23日、ウェブサイトで一般原付区分の電動キックボードについて、7月の改正道路交通法施行に伴い特定小型原付に変更された、と発表しています。
他方、特定小型原付としては、制動灯や方向指示器、最高速度表示灯などがなく保安基準に不適合とされています。つまり、一般原付ナンバープレートを取得していても、違反状態になってしまったものがあるというわけです。
同社はこの対策として、ユーザーの求めに応じサイドミラーをやや大きい交換するとしています。これにより、車体の全幅が0.58mから0.63mに拡大され、特定小型原付のサイズの枠を越えて一般原付になる、といいます。ただし、無償での交換は2023年7月以降に購入したものに限り、それ以外は有償の対応になるとのこと。
国土交通省の担当者によると、今回は外部の情報提供窓口に「特定小型原付に当てはまるのではないか」という声が寄せられたことがきっかけになったといいます。国交省はさらに市場調査を進めており、今後、もしかしたら同様の機種が出るかもしれません。また、特定小型原付だけでなく、一般原付モデルについても調査する可能性もあると話しました。
【了】
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