国産潜水艦、初輸出なるか? カナダが日本の最新鋭艦に熱い視線 要件ピッタリ?

カナダでは2023年現在、新型潜水艦の導入計画が進行中です。ただ、同国特有の事情から、どうも海上自衛隊が運用する最新の潜水艦、たいげい型に注目しているとか。初の日本製潜水艦の輸出につながるのでしょうか。

カナダいったい何隻の潜水艦がお望み?

 まずは、カナダ海軍の潜水艦更新計画について、現状判明している内容を少し整理しておきましょう。カナダ軍では、2021年から「カナダ哨戒潜水艦プロジェクト(CSRP)」が始動しました。これは、将来保有すべき潜水艦の性能や要件などについて、諸外国の潜水艦に関する情報を収集しつつ検討しようというものです。

 なお、カナダ海軍としては最低でも8隻、理想としては12隻の潜水艦導入が望ましいとしています。というのも、1隻の潜水艦を常に運用可能な状態に置こうとする場合、短期および長期整備のためドック入りする艦や、乗員の訓練にあたる艦も考慮すると、最低でも4隻が必要になるからです。そして、カナダは太平洋および大西洋という2つの海に面しているため、それぞれの防衛のために2隻を常時展開させる体制が必要となります。

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2011年、定期整備後に公試中のカナダ潜水艦「コーナーブルック」(画像:カナダ海軍)。

 さらに、最近では北極海におけるロシア海軍や中国海軍の活動に目を光らせる必要性が高まっており、その観点からカナダ海軍による北極海方面での作戦能力向上が求められています。そこで、こちらにも潜水艦を差し向けるとなると、さらにもう1隻を常時展開させる必要があるとして、そこから合計12隻という数字が導き出されたと考えられます。

 ただし、この海軍主導の潜水艦更新計画に関しては、費用高騰に伴う予算面の問題に加え、最低でも現在の2倍の規模の潜水艦戦力を運用するだけの人員を確保できるかがネックになっているようです。こうした点が不透明ということもあり、実際にこうした規模での更新計画がカナダ政府によって認められるかどうかは未だ不明確です。

【見たことある?】これが海上自衛隊の潜水艦のトイレです(写真)

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