最悪の「防空戦闘機ゼロ!」状態がようやく解消へ? 新型F-16が納入される スロバキア
ようやく第一陣が到着!
2025年までで14機のF-16ブロック70を確保
アメリカの大手航空機メーカー、ロッキード・マーチンは2024年1月11日、スロバキアにF-16ブロック70を2機を初納入したと発表しました。
スロバキアはF-16の最新型であるブロック70を計14機発注しており、機体の納入は2025年まで続くとのことです。2023年9月には、サウスカロライナ州グリーンビルにあるロッキード・マーチンの工場で、スロバキアのマーチン・スクレナール国防相出席による引き渡し式も行われました。
実は当初、スロバキアへの初納入は2023年から行われる予定でしたが、新型コロナウイルスや世界的な半導体の不足の影響で1年遅れとなっています。
これまでスロバキアは旧ソ連製のMiG-29を運用していましたが、2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻で、維持整備コストが高騰、加えてロシア人技術者が出国したことなどによりメンテナンスが難しくなったことを理由に2022年9月1日で運用を終了し、全機ウクライナに供与してしまいました。
以降は防空戦闘機がゼロの状態となっており、同じ北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である、隣国のチェコやポーランドが防空を交代で担当していましたが、ようやく、自国での防空再開に目途がたちました。
【了】
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