鉄道の座席「最高の座り心地」はどれ? 新幹線、豪華特急…30年選手も負けてない!
新幹線や特急列車は年々豪華になり、居住性に優れたバラエティー豊かな座席が快適な旅を提供しています。その中でも特に“座り心地”に優れている座席を5つ紹介します。
純粋に“座席の良さ”だけで見る
新幹線や特急列車、イベント用のジョイフルトレインなどには、個室を始め居住性に優れたバラエティー豊かな座席が多数あります。ではそれらのうち、座席の“座り心地”のみに着目した場合、特に優れた座席を備える車両はどれでしょうか。座席鉄として日本中の鉄道座席に座った筆者(安藤昌季:乗りものライター)が考察します。
■JR東日本 E655系「なごみ」
2007(平成19)年に登場したジョイフルトレインで、皇族や国賓が利用する際は特別車両を連結して「お召列車」にもなる、日本を代表する豪華車両です。
座席は1+2列の電動式リクライニングシートで、枕とフットレストも付属しています。リクライニング角度も大きく、クッションはJR東日本で最新の特急グリーン車(E353系など)よりも柔らか目です。登場時期の関係もあり、座席へのコンセントは1号車のみ備わっています。
1+2列の座席としては、肘掛けや座席幅が比較的狭いものの、必要十分ではあります。何より座席形状が抜群に良いため、特にリクライニング時は体に自然な形状で疲れにくいです。革張りのVIP席もあり、触感に優れますが、座り心地は大差ありません。
なお、登場時はタッチパネル式のモニターが肘掛け内にあり、ゲーム機能のほか車内販売への注文も行えましたが、現在では取り外されています。車両自体も重厚な走りぶりで、走行音も小さいです。
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