ロシア軍の新鋭戦車VSウクライナ軍の歩兵戦闘車 「驚愕の至近距離」で交戦 戦いの結果は?
デビューは40年差。
M2「ブラッドレー」歩兵戦闘車とT-90M戦車が至近距離で交戦
ウクライナ国防省は2024年1月13日(土)、同国軍のM2「ブラッドレー」歩兵戦闘車と、ロシア軍の新鋭戦車T-90Mが至近距離で交戦する様子を撮影した動画を公開しました。
M2「ブラッドレー」は、アメリカがウクライナに供与した歩兵戦闘車です。アメリカ軍では1981年から運用が始まり、既に導入から40年以上が経過。25mm機関砲のほか、TOW対戦車ミサイルなども備えており、強敵の戦車と戦うことも不可能ではありません。ウクライナ軍に供与された車両は、ロシア軍が攻勢を強めている東部ドネツク州のアウディイウカなど、最前線の激戦地にも投入されています。
T-90Mは、2021年からロシア軍に引き渡しが開始された新鋭戦車で、「プラルィヴ」という愛称を持ちます。T-90Mは出力1130馬力の新型ディーゼルエンジンを搭載し、さらにT-90から砲塔形状を一新しているのが特徴となっています。現在、ロシア軍では最強の戦車の一つと目されています。
ウクライナ国防省が公開した動画を見ると、M2「ブラッドレー」歩兵戦闘車がT-90M戦車に対し、至近距離から25mm機関砲を射撃。損傷を受けたT-90M戦車は砲塔を回転させ続けながら木に激突し、最後はドローンの攻撃によって止めを刺されて乗員が脱出している様子が確認できます。
ウクライナにおけるロシア最新戦車とアメリカ製歩兵戦闘車との対決は、今回はアメリカ製歩兵戦闘車に軍配が上がった形です。
【了】
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