半世紀も現役!? 千葉県警の「超レトロパトカー」異例の展示に肉薄! カックカクなアメ車&“クジラ”
走行距離はパトカーとしては少なめ?
展示されたのは「カプリス」と「クラウン」の2車種です。警察に詳しい人によると、この2車が展示されるのはおそらく初めてではないかとのことでした。
古いのは「クラウン」の方で、1971(昭和46)年式だそう。これは通称「クジラ」と呼ばれる4代目モデルで、1971(昭和46)年から1974(昭和49)年まで販売されていました。千葉県警のオープンカーは、そのなかの2ドアハードトップ仕様をベースにした車体で、直列6気筒2000ccガソリンエンジンに4速マニュアルミッション搭載したモデルになります。
50年以上前のクルマであるため、ドアガラスはパワーウインドウではなく、ハンドルを回して上下させる手動式で、とうぜんエアコンもありません。ハンドルやシフトノブには木目の装飾も。メーター周りを見ると、走行距離は39万6000kmを超えていました。
一方の「カプリス」は、1973(昭和48)年ころの登録で、前出の「クラウン」より新しいとはいっても、こちらも50年選手であることは変わりません。
モデルは2ドアコンバーチブルで、V型8気筒エンジンを搭載、これにコラムシフトの3速オートマチック変速機を組み合わせています。走行距離は25万kmを超えているものの、年頭視閲では巡閲の際などに宮沢本部長を乗せて走っていました。
ただ、説明してくれた警察官いわく、運転はしにくいのだとか。理由は全長、全幅ともに大きく、死角が多いため気を使うからだそうで、取り回しは前出の「クラウン」の方がしやすいとのことでした。
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