えっ、ここが東京駅!? 妙にこぢんまりした「ナゾの出入口」密集エリアとは

荘厳な赤レンガ駅舎や、皇居に続く行幸通りなどでイメージされがちな東京駅ですが、大きな駅ゆえに大小さまざまな出入口があります。なかでも、小さく閑散とした出入口が複数あるエリアは、ほかとは違う雰囲気も漂わせています。

そこも「東京駅」 ほぼ有楽町?

 日本の首都の玄関口・東京駅には、周辺のビルに直結するものも含め多くの出入口があります。なかでも皇居へ通じる行幸通りが延びる「丸の内中央口」は、復原された赤レンガ駅舎も相まって、多くの人がイメージする“東京駅像”ではないでしょうか。
 
 しかし、なかには“東京駅らしくない”、こぢんまりとした出入口もあります。

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JR京葉線ホームの真上に位置し、丸の内3丁目方面への出入口として機能する「2番」出入口(2024年1月、大藤碩哉撮影)。

 場所は駅の南側、有楽町駅に近いあたりです。ビルに直結しているものを除くと計6か所あり、いずれもドーム型の半透明な屋根の下に狭い下り階段が続いており、地下鉄の出入口のような雰囲気です。屋根の妻部分に「JR東京駅」と書かれています。

 丸の内中央口から離れたここは、地下にホームがあるJR京葉線の真上にあたります。出入口名称は特になく、番号が割り振られています。うち最も南にある「2番」はJR線のガード下に位置するうえ、下町情緒あふれる飲み屋などが入った「有楽町高架下センター商店会」の北側出口でもあるため、想像される東京駅とはまた違った顔を見せています。

 ちなみに2番出入口から入って駅構内から出口案内を見ると、丸の内3丁目方面と記されていました。訪問時には利用者はおらず、閑散としていました。なお東京駅や周辺の地下鉄駅は、地下でお互いがつながっているため、出入口を間違えたとしても移動が可能です。

【了】

【入るとどこへ行く?】これが行きつく先の様子です(写真)

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