廃線跡にラウンドアバウト設置、なぜ? 観光施設など建設で農村地帯も一変 長野
長野電鉄屋代線跡に新道が建設中です。
名称は「市道井上九反田電鉄沿線」
長野県須坂市内、かつて長野電鉄屋代線が走っていた廃線跡に、環状交差点(ラウンドアバウト)ができる模様です。
須坂長野東IC周辺では2020年度から本格的に、新複合交流拠点の形成にかかる工事が始まっています。観光集客施設や物流関連施設のほか周辺道路が一体的に整備される予定です。
そして9本(区間)ある計画道路のうち、須坂長野東ICを起点に北東へ延びる道路は、2012(平成24)年に廃線となった長野電鉄屋代線跡に整備されています(一部開通済み)。ラウンドアバウトはその北東端に設置されますが、なぜラウンドアバウトなのでしょうか。
須坂市のまちづくり推進部まちづくり課によると、交差点は四叉路を予定するものの、やや変則的な形になるためと話します。加えて周囲には集落があり、そこへの交通の流入を一定程度制限したいとしています。
ちなみに廃線跡で整備中の道路は「市道井上九反田電鉄沿線」という名称です。井上と九反田は付近の地区名であり、ラウンドアバウトは九反田地区に所在します。工事は2025年3月までの予定です。
【了】
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