東名高速「横浜の新たなIC」具体化へ 横浜町田IC至近で“負担軽減” 開通時期も明らかに
“第二”横浜町田ICとはならなさそうです。
「上瀬谷」直結になる東名の新IC
横浜市都市整備局は2024年2月13日、建築・都市整備・道路委員会を開催し、東名高速に整備を予定している新たなICについて、2024年度より本格的な検討を開始すると発表しました。
新たなICは横浜町田ICから5kmほど南、2027年「GREEN×EXPO 2027」(横浜国際園芸博覧会)の開催が予定されている旧米軍上瀬谷通信施設地区(瀬谷区・旭区)の至近にできます。
博覧会を契機に整備される上瀬谷周辺の道路を経由することで、環状4号線沿いの瀬谷区や泉区北部などにおける広域アクセス性が向上するほか、慢性的に混雑している横浜町田ICおよび周辺道路へ与える交通負荷を低減するとしています。
市都市整備局によると、IC料金所は旧上瀬谷通信施設地区内に設け、そこまで東名高速から専用のランプを整備する想定だそうです。
さらに今後、この高速道路アクセスを活かして旧上瀬谷通信施設地区の周辺に物流施設を誘致することで、物流の輸送力不足が見込まれるなかでも、市内における安定的な物流サービスが期待できるとされています。
今回、その整備時期やスキームも明らかになりました。
IC整備にあたっては、「地域活性化IC」の制度適用を目指し、横浜市・高速道路会社(NEXCO中日本)と費用負担範囲を調整しつつ、国費の導入へ向けて関係機関と調整するとしています。また、旧上瀬谷通信施設地区周辺の物流事業者に一定の負担を求めるといいます。
施設全体の概算整備費は現時点で「360億円程度」の想定。2024年度より、設計や都市計画などの手続きを開始。2030年代前半の供用開始を目指すということです。
【了】
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