ANA羽田発国際線「6割がT2発」に ターミナル変更は何が利点? 元「封印されし空港ビル」
「倍返しだ!」のドラマのロケ地としても使用されましたね。
ラウンジの閉鎖エリアも開放
ANA(全日空)が2024年3月31日より、羽田空港を出発する国際線において、第2ターミナル出発便を現行の16便から26便に拡大します。これにより、同空港を出発するANA国際線の約6割が、第2ターミナル出発となる予定です。
同空港の第2ターミナルは長らく、国内線専用の施設として運用されていましたが、羽田空港の国際線に大幅な増便が見込まれるなか、ANAの一部国際線が発着できるよう、同ターミナルの一部を拡張する形で、2020年3月に供用開始となりました。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、わずか2週間足らずで運用を休止。それから3年3か月を経た、2023年7月に再オープンしています。
再オープン後、第2ターミナル発のANA国際線はロンドン線をはじめとするヨーロッパ行き、上海虹橋、香港、台北松山行き、ホノルル、シンガポール、シドニー行きなどが出発するような運用となっていましたが、今回は新たに羽田発ニューヨーク、ソウル、バンコク行きなどが加わります。なおロサンゼルス、シカゴ、ヒューストン行きなどアメリカ方面の多く、クアラルンプールやホーチミン行きなど計17便は、これまでと同じ第3ターミナル出発となります。
ANAによると、ターミナルの移管によって、第2ターミナル内における国内線から国際線への乗継所要時間は55分とターミナルを跨ぐ乗継よりも短く、日本国内の各都市から羽田発ホノルル行きなどへの便利な乗り継ぎが可能とのことです。
また、31日より、第2ターミナル国際線エリアの「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」は、これまでクローズしていた一部の座席エリアをオープン。「国内最大級のスペースを持つ」というANAラウンジが“本格稼働”となる予定です。
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