「まだパレード専用!?」ロシア最新T-14「アルマータ」戦車 ウクライナ投入への問題点をメドベージェフ前大統領が明かす
前線投入はまだなさそう?
メドベージェフ氏「まだ十分にテストされていない」
ロシアの前大統領で現在は安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ氏は2024年2月22日、同国の最新鋭主力戦車T-14「アルマータ」の現状について明かしました。
これは、ロシアの国営メディアであるRIAノーボスチに語った内容で、メドベージェフ氏はロシア陸軍がT-14「アルマータ」を装備する可能性について問われ、「『アルマータ』は新しい戦車であり、まだ十分にテストされていない。パレードでのデモンストレーションと戦場での運用は全く異なるものだ」と答えました。
T-14「アルマータ」については、2023年4月25日、RIAノーボスチがロシア軍関係者の話として、ウクライナとの戦闘に投入されたと報じました。7月19日には、同じくロシア国営メディアであるタス通信が、「T-14『アルマータ』が戦闘に参加したが、現在は前線から撤退していると」と報じました。
前線からの撤退後、同戦車には実戦データを取り入れた改修計画があるともいわれています。メドベージェフ氏は「『アルマータ』は安価な戦車ではない」とも話しており、実戦の本格投入には慎重な様子がうかがえます。
【了】
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