在来線「日本一長い駅間」ってどこ? ダイヤ改正で進む駅廃止 増える“異様に長い駅間”

JR北海道で新たに5駅が廃止されます。そのうち2駅が同路線で連続する駅です。北海道で増える「異様に長い駅間距離」、そして「日本一長い駅間」に変化はあるのでしょうか。

列車によっては所要時間はあまり変わらない

 2024年3月16日(土)のダイヤ改正に伴い、JR北海道では利用者の少ない5駅が新たに廃止される予定です。そのうち2駅が、宗谷本線の名寄~音威子府間に連続して存在します。初野駅と恩根内駅です。

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JR宗谷本線。駅は塩狩(乗りものニュース編集部撮影)。

 2024年2月現在、新幹線を除く日本の鉄道で最も駅間が長いのが、同じく北海道にある上川~白滝間37.3km(石北本線)です。こちらは2016(平成28)年3月、同区間内にあった上白滝駅が廃止となり駅間最長に躍り出たものですが、では今回、宗谷本線で2駅が廃止されることで、トップの座に変化はあるのでしょうか。

 結論をいうと、変化はなし。宗谷本線は2駅廃止で美深駅と天塩川温泉駅が隣駅どうしとなりますが、この駅間は23.2kmです。乗車時間を見ても、美深~天塩川温泉間が22~32分なのに対し、上川~白滝間は35~40分かかります。

 もっとも、2016年3月まで最長だったのは石勝線の新夕張~占冠間34.3kmです。この区間は普通列車が運行されていないことでも知られており、特急列車で移動すると20~28分かかります。なお、石勝線でも今回、滝ノ上駅が廃止されます。

【了】

どこが廃止? JR北海道の5駅の位置(地図)

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