韓国空軍 退役直前のF-4E「ファントムII」に敬意を表す F-35やKF-16などの後輩戦闘機と最後のタキシング
残るF-4運用国は3か国。
計33機が集結したエレファントウォーク
韓国空軍は2024年3月8日、退役予定のF-4E「ファントムII」をエレファントウォークの先頭に配置し、敬意を表しました。
このエレファントウォークは、アメリカ軍と共同で毎年行っている大規模演習「フリーダム・シールド」の期間中にソウル南部にある水原空軍基地で行われました。
エレファントウォークとは複数の航空機が滑走路でタキシング(地上滑走)を行う訓練で、F-35A、 KF-16 、 F-15Kなど計33機の軍用機の先頭に、韓国空軍に残るF-4E「ファントム」10機のうち8機が配置され“後輩戦闘機”たちを率いました。同機は6月に韓国空軍を退役することが決定しており、長きにわたる同空軍での任務に敬意を表した形です。
韓国空軍では1969年にF-4を導入して以降、50年以上にわたり同機を使ってきました。なお、日本の航空自衛隊ではすでに2021年3月に運用を終了しており、6月以降で同機を運用している国はギリシャとトルコ、1979年のイラン革命でアメリカとの関係悪化後も使用し続けているイランの3か国を残すだけになります。
【了】
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