「名称不明な謎の新型!」北朝鮮が戦車競技会を開催 金総書記も普段と違う姿に
新型戦車の射撃シーンも。
米韓合同軍事演習の実施期間中に開催
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は2024年3月14日(木)、戦車の対抗訓練競技会を開催し、金 正恩労働党総書記も視察に訪れたことを明らかにしました。
行われたのは前日の13日で、朝鮮労働党中央委員会書記である党中央軍事委員会の朴 正天副委員長も同行し、強 純男国防相や李 永吉総参謀長を始めとした軍のトップとともに観戦したそうです。
公開された画像を見ると、2020年に初めて存在が確認された新戦車も参加しており、訓練競技会終了後には、金総書記が操縦席に乗り込んでハッチから顔を出している様子も収められていました。
朝鮮中央通信によると、金総書記は自ら操縦桿を握って戦車を動かしたとのこと。なお、この報道でも当該車体は「新型主力戦車」と呼んでおり、型式や愛称などは依然として不明のままです。
この新型戦車は、アメリカや日本など西側諸国では「M-2020」と呼ばれているモデルで、前出したように2020年に初めて存在が確認されましたが、2023年7月に行われた軍事パレードでは、砲塔前部や車体側面に爆発反応装甲のようなブロックを増設するなどして外観を変えています。
なお、3月4日から14日にかけて隣の大韓民国(韓国)では朝鮮半島有事を想定した米韓合同軍事演習「フリーダムシールド」が行われていたため、今回の訓練協議会はその対抗という見方が濃厚です。
ちなみに競技会は、精鋭部隊である近衛ソウル柳京守第105戦車師団が圧倒的な強さで優勝したとのことでした。
【了】
※誤字を修正しました(3月18日18時10分)。
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