阪神高速「1320円→1950円上限」ついに6月実施 “現金は大幅値上げ”とも限らない?「近畿圏の新高速料金」一体どうなる
NEXCOはどう変わる?
NEXCO西日本については、阪神高速にまたがる利用が変更となります。
・大阪・神戸都心迂回割引(料金調整)
両社の路線をまたがって走行し、都心を迂回する経路が料金面で不利にならないよう、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する都心迂回割引を導入します。阪神高速を主に走行する都心経由ルートの方が割安になる場合があるためです。
たとえば助松(4号湾岸線)~中野(阪神高速13号東大阪線)を移動する場合、阪神高速経由の最短ルートは普通車1460円に対し、阪神高速6号線・近畿道経由のルートは2社の料金がかかるため1800円になりますが、これを経路に関係なく安い方の1460円に調整する制度です。
・神戸都心流入割引(拡大)
・神戸都心迂回割引(新規導入)
大阪都心流入割引と同じく、2社にまたがって神戸都心部を迂回する利用に「神戸都心迂回割引」を新設。また、名神ー3号神戸線を避けて中国道や7号北神戸線を経由し、31号神戸山手線や32号新神戸トンネル経由で神戸の都心へ流入した場合に料金を調整する「神戸都心流入割引」は対象を拡大します。
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国の審議会では、阪神高速道路が現行の料金について「長距離利用になるほど距離当たり単価が低くなり、不公平感が存在」「道路の損傷度合いと費用負担のバランスが崩れ、原因者負担の原則にも合致しない」と説明。関西経済連合会なども、首都高の料金改定時と同様の割引制度が必要であると述べているなどしていました。
今回の新体系は、ルートの迂回に際し、2社にまたがることで料金が増加してしまうといったハードルを下げることに主眼が置かれている、といえそうです
【了】
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