ウクライナ軍 ロシアの新兵器“亀戦車”を発見したと報告「投入の目的とは? 性能は!?」

遅いというわけではない?

砲塔だけではなく車体も装甲で覆う!?

 ウクライナ国防省のオフィシャルメディアである「アーミーインフォーム」は2024年4月9日、ドネツク州のクラスノホリヴカ集落近くを走行する“亀戦車”を発見したと発表しました。

Large 240410 kame 01

拡大画像

亀戦車のベースになったといわれるT-72戦車(画像:ロシア国防省)。

 亀戦車とは、自爆ドローンや爆弾投下する無人偵察機への対策のため、戦車の砲塔だけではなく、車体の部分も前面以外を装甲で覆っている改造車両です。亀の甲羅のように見える形状から、そのように呼称しているようです。

 ホルティツィア作戦戦略グループが公開した偵察ドローンによる動画では、T-72もしくはT-90と思われる戦車4両が移動しており、先頭の1両のみが車体の大部分を覆う追加装甲で守られていました。なお、後続の3両はドローン対策としてはお馴染みとなった、砲塔上面への攻撃(トップアタック)対策用のコープケージ(鳥かご)装備車両でした。

 ドネツク州の戦場では、これまでもロシア軍の戦車や装甲車に対し、自爆ドローンや無人機の爆弾投下、歩兵が携行できる対戦車ミサイル「ジャベリン」などによる激しい攻撃が行われており、コープケージでは不十分と考えたロシア側による、新たな戦車防衛策とみられています。

 とはいえ、動画を確認したホルティツィア作戦戦略グループのナザール・ヴォロシン中佐は「この追加装甲が機能するかどうかは非常に疑わしい。砲塔の回転を妨げ、重量も機動性を悪くしている」と同車両を評価しており、脅威度は低いとみているようです。

 また、亀戦車は、移動する都合上車体の前面は、装甲で守られていません。そのため、ウクライナ軍のドローンオペレーターの技量ならば、装甲の隙間から自爆ドローンを入れることが可能とのことです。

【了】

【ああ、確かに!】これが、ロシア軍が投入した“亀戦車”です(写真)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。