船でここまで楽しめるのか! 東京九州フェリー至れり尽くせりの21時間 新鋭船「はまゆう」〆はカラオケ!

とにかく充実した設備

 出港前に船内設備を見せていただきました。4人用個室「ステート」は、18平方メートルと広め。段差はなく、設備面も「デラックス」と比較して、テラスとバスがないくらいで十分に贅沢な空間です。なお、「ステート」には2人用かつペットと一緒に利用できる「ステートウィズペット」もあり、こちらはすぐに予約が埋まる人気個室とのこと。別途、ペットを預けられる「ペットルーム」や、ペットを遊ばせられる「ドッグフィールド」もあります。

 続いて1人用個室「ツーリストS」。窓はないもののテレビが備わり、USBコンセントやテーブル、椅子もあります。ベッドも200×80cmで快適。個室以外に過ごせる場所が豊富な「はまゆう」なら、価値の高い設備と感じます。

 個室ではなく、上下段寝台をロールカーテンで仕切る「ツーリストA」もあります。こちらも荷物棚やUSBコンセント、テレビがあり、ベッドサイズは198×75cmと十分。女性専用席もあります。

 主な船内設備ですが、飲料やおみやげ、日用品も扱う船内売店、夜食と朝食、昼食、夕食営業を行うレストランのほか、男女別の大浴場、昼間は船首方向に景色が見られる「フォワードサロン」、子どもが遊べる「キッズルーム」、カラオケのできる「アミューズメントルーム」、飲料やカップ麺、アルコール類も買える「自販機・給湯スペース」、そして映画やプラネタリウムを見られる「スクリーンルーム」があります。

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レストラン(2024年3月、安藤昌季撮影)。

 豊富な設備を見ている内に、出港時間が近づいてきました。最初に目指すのはレストランの夜食営業(23時30分~1時)です。「黒潮ブリりゅうきゅう丼」「お刺身盛り合わせ」は魚介類の新鮮さに驚きました。「丸天そば」は少し甘めの醤油味でした。

 以後、朝食、昼食、夕食と利用しましたが、営業それぞれでメニューが異なることは大きな魅力であり、船内調理するレストランなのに品質は良好、価格は控えめでした。

【もはや高級ホテル】最上級個室「デラックス」ほか、船内をイッキ見!(写真117枚)

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