「ついに始まるんですか」横浜の都市伝説じゃなかった“新トンネル” 「桜木東戸塚線」なぜ今動いた? 国道1号の猛烈渋滞に光

横浜の住宅街を貫く新たなトンネルの建設が24年度からスタート。これによる国道1号の渋滞緩和にも期待がかかっています。長年、できると言われながら工事に至らなかった区間ですが、なぜいま事業が動いたのでしょうか。

きっかけをつくった「滋賀の事故」

 横浜市道路局によると、「用地買収がだいぶ進んでいることと、2020(令和2年)度から国の予算で重点化されたメニューに位置付けられたことが背景にある」とのこと。

 その重点化メニューとは、「未就学児が日常的に集団で移動する経路等の交通安全対策」です。2019年、滋賀の大津市で散歩中の保育園児など16人が死傷した事故をきっかけとした国の重点施策に、この桜木東戸塚線が位置付けられたのだといいます。

 山谷交差点前後の国道1号は道が細く、慢性的に渋滞しています。このため、国道1号と環2を行き来するうえで住宅街が抜け道になっているとのこと。住宅街の通過交通を減らして安全を確保する狙いがあります。

 国道1号の渋滞の原因は、山谷交差点の南で環2と接続する「平戸立体」交差点を右左折するクルマが多いことだそうです。このため、1号線の渋滞ポイントと環2を直結する桜木東戸塚線は、周辺の渋滞緩和につながることから、「地元の期待度もかなり高い」といいます。

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桜木東戸塚線の東戸塚側。山谷からの新トンネルはこの道路に出る。JR線が通る深い谷を一気に跨ぐ(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただし、工事が進まないうちに山の上のルート上には住宅も建て込んでしまいました。このため、区分地上権を設定し、住宅の真下を通るトンネルになるといいます。

 開通見込みは立っていませんが、トンネル本体の工事期間は2031(令和13)年までだそうです。他の工事もあるため、開通はそれ以降になる見込みです。

【了】

【めちゃくちゃ期待度高い!】「桜木東戸塚線」の概要(地図/写真)

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