日本も開発に参加! 艦艇発射型の迎撃ミサイル「SM-3」実戦で初めて使用される イラン製ミサイルを撃墜か

配備から20年を経て初使用。

配備から20年! 中距離弾道ミサイルを迎撃か?

 米国海軍研究所の公式メディア「USNIニュース」は2024年4月15日、イランがイスラエルを攻撃した際に、艦艇発射型の弾道弾迎撃ミサイルであるRIM-161スタンダード・ミサイル3(SM-3)を実戦で初めて使用し、ミサイル迎撃を成功させたと報じました。

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SM-3を発射するタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「レイク・エリー」(画像:アメリカ海軍)。

 同ミサイルは、艦艇から発射する弾道弾迎撃ミサイルです。日本も全段のロケット直径の大型化を行ったブロックIIAから開発に参加しています。

「USNIニュース」によるとSM-3は4月13日夜にイランがイスラエルに対して行った大規模空爆の際に使用されたようです。この日、アメリカ海軍は防衛措置の一環としてイスラエル沖に配置されたアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の「アーレイ・バーク」と「カーニー」がイランのミサイルを迎撃するためにSM-3を4~7発発射し、これを成功させたとのことです。

 迎撃目標だったミサイルの詳細は明かされていませんが、報道によると、イランから発射された中距離弾道ミサイルである可能性が高いようです。

 SM-3は2004年初めにアメリカのミサイル巡洋艦や駆逐艦への配備が開始され、日本の海上自衛隊が保有する護衛艦も装備していますが、実戦で使用されたのは、配備から20年が経過した今回が初めてになります。

【了】

【日本の護衛艦も!】SM-3を発射する自衛隊のイージス艦(写真)

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