「伊豆縦貫道」とは違うの? 半島貫くスイスイ道路の「ナゾの有料区間」なぜ存在?

伊豆半島を南北に貫く「伊豆縦貫道」の整備が進んでいます。東名・新東名から信号のないルートが形成され、楽に移動できるようになりつつありますが、ところどころ有料区間を挟み、その名称が異なっています。

無料にならない? 伊豆中央道と修善寺道路

 伊豆中央道、修善寺道路とも、静岡県道路公社が整備した国道136号のバイパスであり、独立した有料道路でした。その前後区間を国道136号バイパスとしてつなぎ、伊豆縦貫道として整備された区間と連続させたのが現在の姿です。

 両道路を経由する函南から修善寺までのあいだは、別に伊豆縦貫道としての本線が建設されることになっています。ただ、その計画は手付かずのままです。

 1988年に開通した伊豆中央道はもともと2015年に、1998年に開通した修善寺道路は2025年に、それぞれ無料化される予定でした。しかし、どちらも料金徴収期限を迎えても未償還額が残るとされ、2015年に「合併採算性」を導入し伊豆中央道の料金徴収期間を延長。下田までの一連の道路が概成すると想定されていた2023年に双方を無料化することになりました。

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伊豆縦貫道ではない区間。とはいえ沼津からの伊豆縦貫道と一つづきになっている(乗りものニュース編集部撮影)。

 しかし2023年、その計画も一転。両道路を無料化した場合、交通量が約2倍になり渋滞が悪化するとされたこと、さらに沼津の市街地から伊豆中央道方面へ延ばす「静浦バイパス」の整備に費用がかかるとされたことなどから、静岡県は財源確保のため両道路の料金徴収を40年延長しました。

 2024年現在、「伊豆縦貫道」として南端の河津逆川ICから下田までの建設が進むほか、最も難工事が予想されている“天城越え”区間についても、事業化に向けた手続きが始まっています。しかし、下田までのあいだに2つの有料区間を含む形態は、当面のあいだ続きそうです。

【了】

【けっこう複雑】「伊豆縦貫道」「伊豆縦貫じゃない道路」の全体像(地図)

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