これは踏んでいいのか…? 道路でどんどん増える「ナゾの車線」4選 白や黄色だけじゃない!
道路の車線を分ける区画線は、「白の実線」「白の破線」「黄色の実線」、この3タイプが一般的ですが、これらに当てはまらないものも見られます。それぞれ、どのような意味があるのでしょうか。
黄色い線は「実線」だけじゃない!?
道路の車線を分ける区画線は、「白の実線」「白の破線」「黄色の実線」、この3タイプが一般的ですが、実はこれらに当てはまらないものも増えてきています。
黄色の「破線」?
交差点の手前などでは、近年、黄色の「破線」が見られるようになっています。正確にいうと、白の破線の間に、黄色の「矢羽根」のペイントが断続的に3つずつ配置されています。
これは「進路変更禁止の注意喚起表示」とよばれ、実証実験を経て2021年4月から採用されたもの。意味は「もうすぐ車線変更禁止」つまり「黄色の実線になりますよ」ということです。試行設置された東京都内では、本採用後、大きな交差点を中心に増えてきました。
この「進路変更禁止の注意喚起表示」自体は車線変更して跨いでも問題ありませんが、交差点に近づき黄色の実線を跨ぐのは違反です。
黄・白・黄の3色サンドイッチ? センターライン
片側1車線の道路で、センターラインが黄色や白の実線1本ではなく、白の実線の両サイドにピタリと黄色の実線も引かれているという3本ラインを見かけることがあります。
警視庁によると、その意味は「追い越しのための右側部分へのはみ出し禁止」、つまり黄色の実線と同じですが、「特に強調する必要がある場合」に、この3本ラインが使われることがあるそうです。
都内では、狭い坂道や、交通量も路上駐車も多いバス通りなどで見られます。いずれも、右側部分にはみ出すと危険が生じやすいような環境です。
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