「春の名物特急」今年は大変化!貴重な国鉄形が最後の力走か 「クルマじゃ激混みスポット」鉄道がメチャクチャ便利だった!

ゴールデンウィークに運転される臨時列車として定番になっている特急「あしかが大藤まつり号」。ただ昨年とは一味違う変化もあるようです。 

「新駅」開業で鉄道利用が便利に

 ゴールデンウィークに運転される臨時列車として定番になっている特急「あしかが大藤まつり号」。栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」の藤の見ごろに合わせた臨時列車で、2024年も首都圏各地から運転されています。ただ昨年とは一味違う変化もあるようです。 

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185系で運転された臨時特急があしかがフラワーパーク駅に停車(乗りものニュース編集部撮影)。

「あしかが大藤まつり号」は、2005年に運転を開始した快速「足利藤まつり号」がルーツ。ゴールデンウィーク期間に上野~桐生間を宇都宮線・両毛線経由で結ぶ列車として誕生しています。
 
 列車の目的地となる「あしかがフラワーパーク」は、両毛線の富田駅が最寄りでしたが、2018年には目の前に「あしかがフラワーパーク駅」が開業し、鉄道で訪れる際の利便性が大きく向上しました。2015年の上野東京ライン開業後は、上野から大船方面に運転区間を延長する列車も登場しているほか、2022年に種別が「快速」から「特急」に格上げされ、現在に至ります。
 
 今年は、以前から運転されていた大船・上野方面からの列車に加え、新宿、高尾、吉川美南からの直通列車が新たに登場。それぞれ「あしかが大藤大船号」「あしかが大藤新宿号」「あしかが大藤高尾号」「あしかが大藤吉川美南号」として設定されました。吉川美南発着の列車は、昨年は「藤の花ライトアップ号」として夕方~夜間に設定されていましたが、今年は昼間時の運転となります。
 
 今回から桐生駅まで乗り入れる列車が消滅し、全て足利駅発着となったことも大きな変化です。新宿、高尾、吉川美南からの直通列車は4月下旬で運転を終了しており、「あしかが大藤大船号」のみが5月3~6日まで運転されます。車両は新宿と吉川美南からの直通列車が185系6両編成、それ以外はE257系5両編成です。

【画像】これが大変化した「あしかが大藤まつり号」運転区間です(運行時刻も)

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