バッテリー駆動より使い勝手ヨシ! 大型“燃料電池トラック”普及のカギは? 出力でも値段でもない

日野自動車が開発中の燃料電池トラック「日野プロフィア Z FCV」がジャパントラックショー2024に展示されました。担当者いわく、普及のカギは出力でも値段でもないとのこと。課題や展望などを聞いてきました。

すでに街中を走行中

 2024年現在、「日野プロフィア Z FCV」を物流の現場で実際に使う走行実証が行われています。この試みは1年前の2023年5月より実施されていて、参加企業はアサヒグループジャパンや西濃運輸、NEXT Logistics Japan、ヤマト運輸と、そうそうたる大手企業が名を連ねています。

 これら企業は、関東近郊の県を跨いだBtoBの輸送業務で「日野プロフィア Z FCV」を使い、そのデータが日野自動車にフィードバックされています。また親会社であるトヨタ自動車も、愛知県において物流センターから各工場の輸送業務で使用しているとのことでした。

Large 20240519 01
「日野プロフィア Z FCV」の運転とコンテナの間には水素タンクが2個取り付けられており、車体前部には合計で6個搭載されている(布留川 司撮影)。

 メーカー発表によれば「日野プロフィア Z FCV」の車体総重量は25tで、航続距離の目標値は約600km(注:都市間・市街地走行モードでのトヨタ・日野測定値)となっています。運転感覚はこれまでのディーゼル車両と同じで違和感がなく、一方でモーター駆動になったことで駆動音が低減され、加減速はスムーズになったことにより振動も軽減されてドライバーや積み荷への負担が減少したというメリットもある模様です。

 これら性能数値や利点、そして各社での業務運行を兼ねた走行実証を見ていると、FCVの大型トラックは一定の成功を収めているように思えます。しかし、すぐにも現在のディーゼル大型トラックに取って代わるワケではないようです。

【一般道走ってます】これが「カンガルー」「黒猫」などが描かれた燃料電池トラックです(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス