秘密のベール少しだけ明らかに! 史上初の第6世代機「B-21爆撃機」米空軍がテスト模様を公開

試験場所と担当部隊も判明

 画像は、機体の飛行試験が行われているカリフォルニア州エドワーズ空軍基地の公式X(旧Twitter)で、まず公開されました(その後アメリカ空軍公式HPでも公開)。画像は飛行中のB-21を並んで飛ぶ別機から空中撮影したものと、エドワーズ空軍基地を離陸する様子、そして夜間ハンガー内に駐機する機体を捉えたもの、この3点のみです。ただ、飛行中の様子が公開されたのは注目に値するでしょう。

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アメリカ空軍が開発中のB-21「レイダー」。画像は2022年12月のロールアウト式典時に初公開された際のもの(画像:アメリカ空軍)。

 なお、同機の試験を担当する部隊名もこのたび明らかになっています。部隊名は「B-21統合試験部隊」(B-21 Combined Test Force)といい、ここがエドワーズ空軍基地において地上試験、タキシング、飛行の試験を実施しているそうです。

 ちなみに、エドワーズ空軍基地はアメリカの航空機開発にとっては中心的な存在ともいえる場所なので、これまでも多くの軍用機や試作機、テストベッドなどの試験が彼の地で行われています。

 B-21は現在、試験飛行中の1機のほかに、生産中の機体が6機あります。開発計画が順調に進めば、現用のB-1「ランサー」爆撃機とB-2「スピリット」爆撃機は退役する予定です。アメリカ空軍ではB-21を100機調達する計画で、2040年代まで運用するとしています。

【了】

【初公開の画像です!】B-21ステルス爆撃機のハンガーインから離陸、そして飛行まで

Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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