さよなら空母「ロナルド・レーガン」 日本人が知っておくべき東日本大震災「トモダチ作戦」その中枢に【後編】

2024年5月、神奈川県の横須賀を事実上の母港としてきたアメリカ海軍の空母「ロナルド・レーガン」がついに日本を離れました。8年半あまりにわたって日本にいたアメリカ最大級の軍艦の足跡を振り返ります。

「トモダチ」作戦の代名詞的存在

 東北の地に数多くの爪痕を残した大災害、東日本大震災が起きたのは2011年3月11日のこと。マグニチュード9.0、最大震度7を記録したこの大地震に、外国軍艦としていち早く駆け付けたのが空母「ロナルド・レーガン」でした。

 3月11日夜、アメリカ政府から支援の申し出を受けた日本政府は、すぐさま駐日アメリカ大使に在日米軍による支援を正式に要請。これにより人員約2万4500人、艦船24隻、航空機189機が投じられた大規模な人道支援・救難活動「トモダチ作戦」が始まります。

Large 20240531 01
アメリカ海軍の空母「ロナルド・レーガン」(画像:アメリカ海軍)。

 地震発生時、「ロナルド・レーガン」は巡洋艦「チャンセラーズビル」、駆逐艦「プレブル」、補給艦「ブリッジ」と共に韓国へ向かっていましたが、即座に被災地へと針路を変更。3月13日には三陸沖に到着します。

 同日、「ロナルド・レーガン」空母打撃群司令官のロバート・ギリア少将(当時)らが護衛艦「きりしま」艦上に設けられていた海上自衛隊第1護衛隊群の司令部を訪問。同群司令の糟井裕之海将補(当時)らと震災対応協議を行いました。

 被災地の情報収集において「ロナルド・レーガン」の艦載機は大いに活躍することになります。戦闘機F/A-18「スーパーホーネット」による被災地の写真撮影と艦内での分析、早期警戒機E-2「ホークアイ」による航空機誘導や、被災地周辺の海空域における航行支援と通信中継、艦上輸送機C-2A「グレイハウンド」を使用した陸上基地と空母間の物資輸送、艦載ヘリコプターHH-60「シーホーク」による物資輸送と、搭載する各種航空機を使ってさまざまな救援活動に従事したのです。

【まさしく洋上の航空基地】これが東日本大震災で大活躍する「ロナルド・レーガン」です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. 海自の最速艦艇が「主砲を撃ちまくる」珍しい映像が公開 最高速力は80km/h以上! 対空戦能力を披露
  4. 首都高の「高級外車」がトンネル内で大炎上! “火だるまになる”恐怖の一部始終を捉えた映像が公開 ドライバーに批判も
  5. 本数が7割も減った「地下鉄の新駅」今どうなっている? “祭りの後”の様子を見てきた 大多数の乗客は「1駅手前」で下車
  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」