さよなら空母「ロナルド・レーガン」 日本人が知っておくべき東日本大震災「トモダチ作戦」その中枢に【後編】

2024年5月、神奈川県の横須賀を事実上の母港としてきたアメリカ海軍の空母「ロナルド・レーガン」がついに日本を離れました。8年半あまりにわたって日本にいたアメリカ最大級の軍艦の足跡を振り返ります。

大規模修繕の期間はどれぐらい?

 横須賀展開後の代表的な活動としては、2017年11月にドナルド・トランプ大統領のアジア歴訪中に北朝鮮をけん制する目的として日本海で実施された「ロナルド・レーガン」「ニミッツ」「セオドア・ルーズベルト」による軍事演習があげられるでしょう。また、中国の海洋進出が著しい南シナ海では航行の自由(FON)作戦を支援するためフィリピン・マニラなどへも展開しています。

 2021年10月には、イギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」を中核とした空母打撃群(CSG21)が太平洋に展開するのに合わせ、日米英蘭加新(ニュージーランド)の6か国による共同訓練が沖縄南西海域で行われました。

 このときは、「ロナルド・レーガン」をはじめ、同型艦の「カールビンソン」、英空母「クイーン・エリザベス」、海上自衛隊の護衛艦「いせ」と、日米英の大型艦4隻が並走する写真が公開され大いに注目を集めました。

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2024年5月16日、日本を離れた際の空母「ロナルド・レーガン」。甲板上に「ではまた」の人文字を描いていた(画像:アメリカ海軍)。

 ちなみに、意外なことに「ロナルド・レーガン」は海上自衛隊が主催する観艦式には参加していません。しかし、観艦式の実施海域となった相模湾を本番当日に航行し、その姿を「たまたま」見せるといったことは行っています。なお、2015年には安倍晋三元首相が、2022年には岸田文雄首相が、それぞれ観艦式終了後に乗艦しています。

 横須賀への回航前から日本人のために活動していた空母「ロナルド・レーガン」ですが、ついに2024年5月16日に離日しました。今後はアメリカに戻り燃料棒の交換などを含む大規模オーバーホールが実施される予定です。

 ただ、このオーバーホールでは修繕とともに近代化改修も行われるそう。工事期間は3~4年ほどかかる模様ですが、それが終わった暁には新生「ロナルド・レーガン」として、再び日本に姿を現すかもしれません。

【了】

【まさしく洋上の航空基地】これが東日本大震災で大活躍する「ロナルド・レーガン」です(写真)

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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