放置自転車も不正駐車も「実力行使」が一番? 恐ろしい「勝手にロックしちゃう」サービス 効果てきめん

廃れかけた駐車場の「ロック板」、逆に脚光!?

 この展示会で、サイバーGがもうひとつブースを出展していたのが、まさに駐車場向けのサービス。精算機不要のIoTパーキング「スマート eフラップ」と呼ばれるものです。

 これは、いわゆる車両のロック板(フラップ板)がある駐車場を想定したもの。駐車場の精算機を不要にし、出庫時にスマホから料金を精算できるサービスだそうです。精算機は設置に数百万から1000万円近くかかり、これが駐車場開設のハードルになっていたといいます。

 一方で昨今、駐車場ではロック板を廃し、カメラなどで車両の出入りを管理、利用者が精算機でナンバープレートの番号を入力して出庫するといった方式が広まっています。新しくできた商業施設での導入や、既存の方式をこちらに置き換えるケースも見られます。

 この方が導入費用も低く、ロック板で車体を傷つけるようなトラブルも少なく、メンテナンスも容易といわれています。しかしサイバーGによると「意外と代金の取り逃がしが多い」「性善説に基づくサービス」だといいます。

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会場で展示されていた駐車場のロック板(乗りものニュース編集部撮影)。

 サイバーGのサービスは精算機方式で作られた既存のロック板のある駐車場にも適用できるといいます。また、駐輪場への適用も可能です。

 ロック板もまた、車両を強制的に動けなくする「実力行使」の設備といえます。ない方がスマート、と思われていたロック板を逆に生かしたサービスは、今の時代を象徴してるかもしれません。

【了】

【え…】これが放置自転車に「勝手にロックかけて報酬もらえる」サービスです(写真)

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