夜行バス代わりに「新幹線+フェリー」がすんごいラクだった! それができちゃう航路とは? 豪華客室“お試し”できる!
我が国に長距離航路はいくつかありますが、ルート上で2回寄港するのは敦賀~苫小牧航路だけです。新潟港と秋田港に立ち寄るため、新潟~秋田間など区間利用も可能。移動の選択肢が広がる新日本海フェリー「らいらっく」を紹介します。
船内設備は39種類
「らいらっく」は全長199.9m、総トン数1万8229t、旅客定員846名、航海速力22.7ノット(42km/h)の大型フェリー。39種類もの設備を持ちますが、今回は最上級設備の「スイート」を予約しました。
「スイート」は個室面積が45平方メートル、幅120cmのベッドが2台備わり、独立したバスルームとトイレ、海が見られる専用テラスもあります。6人分の座席がある応接セットや、テレビ、冷蔵庫、クローゼット、ティーセットなど、充実した設備が備わります。冷蔵庫にはミネラルウォーターも入っていました。「らいらっく」で最上級の設備ですが、新潟港~秋田港間であれば2万3600円(時期により変動)と比較的安価です。
敦賀港~苫小牧西港間であれば最高6万7400円もする設備ですから、大型船の上級設備を「お試し体験」するうえでは打ってつけです。ただ新潟港→秋田港間の場合、レストランの営業時間外の航行となるため、コース料理が提供される特別食堂「グリル」での無料食事サービスはありません。その意味では、苫小牧西港→秋田港間が食事2回つきで2万9000円と、最もお得かもしれません。
2番目に豪華な個室は「デラックス」です。洋室のツインと和室、バリアフリー対応タイプがあり、個室内にバスルームが備わるクラス。洋室のみの「デラックスA」はテラス付きです。床面積は狭いですが、設備は「スイート」と大差ありません。
3番目に豪華な個室は「ステート」。ツインベッドの2人用洋室と和室、2段ベッドの4人用洋室、バリアフリータイプが存在します。テレビや洗面所も備わっています。
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