レンタカー乗れるまで2時間!? あまりに遠い「空港店」も 沖縄のレンタカーで「がっかりしない」ための10箇条

みんなでレンタカー営業所まで行っちゃだめ!?

 みんなでゾロゾロ移動することが、時にアダとなるケースもあります。

(6)送迎バス乗り場は事前に確認を

 空港のレンタカー送迎バス乗り場は、ターミナルビルから横断歩道を渡ったところにある車寄せを各社が分割して使い、その長さは南北に300mほどあります。そのため闇雲に乗り場を探すと時間がかかるだけでなく、暑い中で体力も消耗します。乗り場がどこにあるのかは各社のホームページや空港内の案内板で確認し、スムーズな移動を心がけましょう。

(7)ひとりで営業所に向かい時短を

 到着便が集中する時間帯は、預け入れ手荷物の返却待ち、レンタカー送迎バス待ち、借り出し手続き待ちといった「待ち時間の連鎖」となり、空港到着からレンタカー営業所出発まで2時間以上かかることも。複数人での旅行ならば、預け入れ手荷物の引き取りは友人や家族に任せ、単身で手続きに向かいましょう。レンタカーで空港に戻り同行者をピックアップする時間を含めても、大幅な時短になります。

(8)国際通りの規制に注意

 旅先での交通違反は思い切り気分を消沈させるもの。とくに要注意なのは那覇市街の名高い「国際通り」の交通規制です。朝のラッシュ時は西行きで、夕方のラッシュ時は東行きで一般車が進入禁止となるのですが、脇道から入る場合、補助標識を含んだ複数の規制標識が並ぶため、ひと目では理解が困難です。Googleストリートビューなどでの予習をおすすめします。

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国際通り。規制を知らない観光客が交通違反になるケースも(植村祐介撮影)。

(9)ガソリンに「二重価格!?」あり

 空港周辺のガソリンスタンドでは、利用ごとに次回に使える「値引きクーポン」を配布することで、地元客とレンタカー利用客との間に事実上の「二重価格」を設定しているところがあります。その価格差は、リッターあたり10円になることも。「那覇市内の給油であればOK」といったルールになっているレンタカー会社を利用する場合は、そうした価格施策をとっていないガソリンスタンドを探して利用すれば、旅行費用の節約になります。

(10)返却は時間に余裕をもたないと“詰む”?

(4)でご案内したように、レンタカー会社によっては営業所が空港から遠く離れている場合があります。返却がラッシュ時に重なると、移動時間そのものに加え、送迎バスの到着待ち時間も増加するため、混雑が予想される時間帯は「飛行機の出発時刻の3時間前に返却」を目安としてアナウンスするレンタカー会社もあるほど。返却前に立ち寄るガソリンスタンドでの給油の待ち時間も考慮し、スケジュールを設定しましょう。

※ ※ ※

 旅行先でのトラブルや、意に沿わない失敗は、気分が大きく凹んでしまうもの。これらの注意点を参考に、楽しい思い出を作ってください。

【了】

【「え」…?】「わ」じゃない沖縄のレンタカーのナンバー(写真)

Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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