日本最長の「無料で通れる橋」が美しすぎる! 気づけばあちこち地続き「離島架橋」は島をどう変えた?
那覇から一番近い“橋で行ける離島”とは
沖縄本島の“奥座敷”にも、橋で行けます。
リゾートアイランドへ、一直線に続く橋 - 古宇利大橋
沖縄本島の西海岸は日本最大級のリゾートエリアになっており、読谷村(よみたんそん)、恩納村(おんなそん)、名護市の海岸沿いには高級リゾートが立ち並びます。さらにその北側、これらリゾートエリアの“奥座敷”的存在の今帰仁村(なきじんそん)にある離島が古宇利島です。
沖縄本島からは、ワルミ大橋または屋我地大橋で屋我地島に渡り、そこから古宇利大橋を使ってアプローチ。古宇利大橋の本島側は青い海と橋、そして古宇利島を一望できる景勝地になっています。古宇利島側には美しいビーチが広がり、青い海を心ゆくまで楽しめます。
大きなアーチを渡り、自然が残る素朴な島へ - 瀬底大橋
名護市の本部半島の西、観光スポットとして有名な「沖縄美ら海水族館」の手前、本部町の市街地に差しかかると、左側のすぐ沖合に見える緑に覆われた島、それが瀬底島です。沖縄本島とをつなぐ瀬底大橋の開通は1985年とかなり前ですが、この島がリゾートの拠点として注目を集めるようになってからは日が浅く、島内には自然豊かな森と美しい砂浜が各所に残っています。
瀬底大橋を渡りすぐ下に広がるのがアンチ浜。外海から海流が入るため、透明度は非常に高く、人気の海水浴スポットです。島を横切って反対側にある瀬底ビーチは、かつてリゾート開発が頓挫した歴史もありましたが、2020年に大規模な外資系リゾートホテルが開業。ただビーチの手前には一般利用できる駐車場が設けられ、ホテルの宿泊客以外も水平線を見渡す美しいビーチを楽しめます。
那覇市街から“もっとも近い離島”は人気の観光スポット - あんじな橋
那覇空港のすぐ南、那覇市の市街地からもっとも近い離島が瀬長島です。沖縄本島からは埋め立てでできた海中道路、そしてあんじな橋でつながっています。
かつてこの島には米軍基地が置かれ、一般の立ち入りは禁止されていましたが、1977年に日本へ返還。2010年代なかばからは観光開発が行われ、島の中央の高台にはリゾートホテルが、その西側には傾斜を生かしたショッピングアーケードが開業。那覇空港からのアクセスのよさを生かした一大観光地に成長しました。また、島の上空は空港に離発着する飛行機のルートとなっているため、航空ファンにも人気です。
なお、瀬長島は那覇空港の敷地とも別の道路で連絡していますが、こちらは関係者以外の立ち入りは禁止されています。
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