新東名のSA「前向き駐車」をやめて駐車マス拡張! 出発時に事故防ぐ狙いも
NEXCO中日本 東京支社は2025年7月28日、新東名高速の静岡SA(サービスエリア)下り線で駐車マス増設工事完了したと発表しました。
駐車台数は約1.3倍に増加
NEXCO中日本 東京支社は2025年7月28日、新東名高速道路の静岡サービスエリア(下り線)において、駐車マスの増設工事が完了したと発表しました。

静岡SA(下り)では、駐車場の増設工事により、駐車可能台数が大型車は83台から105台、普通車は104台から134台へと、いずれも約1.3倍に増加しました。
同SAを含む各SAおよびPA(パーキングエリア)では、大型車用の駐車マスが不足し、混雑が発生している状況です。これに対し、NEXCO中日本は「今後も安全・安心・快適な高速道路空間を創出するため、休憩施設の改善に努めてまいります」とコメントしています。
また、小型車用の駐車マスについては、通路の進行方向に対して両サイドの「斜め前方」へ向かって駐車するレイアウトから、「バック駐車・前進出庫」方式に改められ、すべてのマスが引き直されました。
これは、もともと周回型の構造に合わせて「頭から簡単に停められるレイアウト」が採用されていたものの、出庫時に車同士がルームミラーなどに映りにくく、事故が発生するケースがあったためです。こうした背景から、「バックで駐車し、前進で出庫する方が運転しやすい」との利用者の声を受け、今回の変更が実施されました。
なお、同SAの特徴のひとつである小型車マスの「周回路」は引き続き維持されており、進入時に希望の駐車マスに停められなかった場合でも、周回して再度駐車することが可能です。
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