右折と左折、どっちが怖い? 「左折車にヒヤっとした」歩行者も実はかなり多かった!
「内輪差」にまつわる問題は乗用車でも
実は、この「内輪車」にまつわる問題は、乗用車にも共通しています。左折は右折の3倍難しいとする教習所もあるほど。教習においても、右折はうまくできても、左折でつまずくケースが少なくないようです。
近年問題視されているのが、内輪差により縁石に車体を擦ったり、歩行者や自転車に接触するのを恐れ、一瞬だけ逆方向にハンドルを切る「あおりハンドル」です。ハンドルを右に振ることで、左からくる自転車やライダーなどが、「道をあけてくれたと」勘違いし、左折時に巻き込んでしまう事故が頻繁に起きています。
JAFによると事故を避けるためには、後続車や歩行者に対してその自動車が左折しようとしていることをわからせるため、なるべく左側によることとしています。ただ大型車ではなくとも、内輪差により、歩行者や自転車を巻き込んでしまう可能性が残っているので、スピードを落とし、徐行しながらというのが重要のようです。
かといって、左折中に止まってしまうと、これも問題で、今度は譲られたと勘違いしてしまう歩行者も出てくるという意見もあるといいます。
左折する際に周囲の情報を目視に頼っているのは大型車だけではなく、一般車のドライバーも同じ。夜間や視界の悪い天気などの場合、歩行者はライトや反射材付きのアイテムなどで、その存在に気付いてもらうことが事故防止に有効なのは共通しています。
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