パリの電車バスは「油断ならない」 在住の日本人女優 ならではの“クセ”と“コツ”を解説 「乗りますアピール」が大事!?

仏パリで生活する杏さんが、パリの交通情報を解説した動画を公開しました。

仏パリの交通事情とは

 俳優の杏さんが自身の公式YouTubeチャンネルを2024年8月2日に更新。フランス・パリの交通情報を解説した動画を公開しました。

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仏パリの地下鉄(画像:PIXTA)。

 杏さんは最近では映画『かくしごと』(関根光才監督)で主演を務めたほか、2年ほど前からフランスと日本の2拠点生活をしていることでも知られており、2024年パリオリンピックのアンバサダーも務めています。

 今回の動画では、パリ在住17年のコーディネーター松本さんとともに、パリでのメトロ(地下鉄)やバスの交通事情を詳しく解説しています。

 まずメトロの乗り方については、「Ticket t+」という1回券を用いる方法もありますが、最近は「Navigo(ナヴィゴ)」と呼ばれるパリのメトロやバスなどで使えるICカードが導入され、チャージ(入金)して使うのが主流となっているといいます。

 ナヴィゴは駅の窓口で購入が可能。チャージは駅の自動券売機のほか、アプリを使えばスマホ経由でもできるといいます。

 杏さんはナヴィゴについて、「このカードで行けるのが主にパリ市内なんですね」と話し、郊外へ行くには券売機などでチケットを買う必要があると解説します。

 メトロは、1~14の路線があり1回券1枚で全線乗車可能なのに対し、郊外線(RER)は「A.ディズニーランド・パリ」「B.シャルル・ド・ゴール空港」「C.ヴェルサイユ宮殿」など13路線に分かれており、目的地までのチケットが必要とのこと。

 また、ナヴィゴは1回券、1日券、1週間券、1か月券など種類によってチャージできるものが異なり、なかでも1週間のパスは月曜日発行で、日を追うごとに利用可能日数が減っていく仕組みだといいます。

 これについて、杏さんは「買った日から1週間だろうと思って買ったら、数日で終わっちゃったんですね。ワンウィークパスの時はちょっと気を付けた方がいいかなと思いました」と話しています。

 このほかパリの駅同士の間隔は数百mとかなり近いといい、杏さんは「直線の駅だと隣の駅が見える」と駅間距離の近さを語ります。

 また、乗車時については、日本では電車が駅のホームに到着すると自動で開きますが、パリでは「必ずスーって開くわけではない」と説明。ドアに備わるレバーで扉を開ける仕組みの車両も存在すると明かしました。

 電車が走っているときは、車内ドア上部で次の停車駅が点灯して案内する仕組みだといいますが、これについて杏さんは「決して油断はしない」と指摘。

 というのも、壊れていたり、案内表示と実際の停車駅が違っていたりする場合があるといいます。このため、「止まる駅も途中で見ておいた方がいいのかなと思います」と解説しました。

 ほかにも電車の停車位置について、ホームの長さと電車の長さが大幅に異なるケースがあるといいます。

 フランス国内や他国の都市間を結ぶ高速鉄道「TGV」も同様に、電車の長さとホームの長さなどが想定と異なるケースがあるといい、「早めに駅に着くことが大事かなと思います」と注意を呼びかけていました。

【写真】日本と違う? パリ地下鉄駅の自動券売機を写真で見る

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