海外で「日本の運転免許証」そのまま使える!? レンタカーもすぐOK 気軽に“現地の人”目線で旅できる地域とは?

台湾のレンタカーは事前予約がベター

 台湾でレンタカーを利用するには、日本の運転免許証に加えてこの3つが必要ですが、これらがあれば台湾到着後、すぐにクルマを借りて運転できます。

 ただし注意すべきは、レンタカーの事前予約もまた必須ということ。レンタカー会社に予約なく出向いて、いきなり「クルマを貸してくれ」と言っても、車両があるとは限らないのは日本同様です。

 また、台湾のレンタカーの予約は、レンタカー会社個々のサイトなどでもできますが、オススメなのが「KKday」など台湾に本社を置く企業のチケッティングサイト。各レンタカー業者の金額比較や車種選びもできるほか、予約はすべて日本語でOKです。

 レンタカー専門予約サイト「レンタカーズ・ドット・コム」や、旅行関連予約サイト「アゴダ」「エクスペディア」でも台湾のレンタカーの扱いがありますが、参加会社が少なかったり、相場が高かったりするため、筆者(松田義人:ライター・編集者)の経験では「KKday」が最も使いやすく、そして安いと思います。

レンタカーを借りるフローは日本とほぼ同じ

 無事に予約を済ませたら、後は台湾現地でレンタカーを借りるわけですが、そのフローは日本とほぼ同様で簡単です。

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借りる前に、実車の傷などをスタッフと一緒に確認する(松田義人撮影)。

 台北の国際空港である桃園空港にも複数のレンタカー会社のカウンターがあり、入国してすぐにレンタカーを借りられます。また、桃園空港からクルマで15分ほどの大園というエリアにも複数のレンタカー会社があり、予約した会社によっては、桃園空港でいったんクルマに乗せられ、大園の会社からレンタカーを借りる場合もあります。

 言葉のやり取りに不安を覚える人もいるかもしれませんが、レンタカー会社の中には日本語の案内書を用意しているところもあります。スマートフォンの翻訳機能などと合わせて、やり取りすると良いでしょう。

交通ルールは全然違うからね!

 手続きを終えたら「いざ運転!」となるわけですが、台湾の道路は日本とは逆の右側通行です。

 また、独特の交通ルールや交通慣習などがありますが、この点は、台湾のレンタカー利用に特化した専門書などを参考にし、安全運転を死守してください。

 筆者は前述の「自動車運転免許証相互承認制度」施行からすぐに、台湾で運転をし始めて、今年(2024年)で16年になります。この経験からいうと、安全運転を貫くことは大前提としても、台湾のレンタカーで自走すれば、一般的な観光ともまた違う体験ができる利点があります。

 地方部の名所へのアクセスはもちろん、運転移動がそのまま観光になるような道路もたくさんあり、台湾のレンタカー旅は想像以上にヤミツキになります。

 無数のバイクをはじめとする台湾特有の激しい交通事情を思い浮かべ臆する人も多いかもしれませんが、「日本の運転免許証がそのまま使える」制度をフルに活用し、自国のように台湾を巡る体験をぜひしてみてください。

【了】

【日本の免許で行ける!?】台湾で運転時に必要な「必須アイテム」(写真)

Writer: 松田義人(ライター・編集者)

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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