関東-北陸ズバっと短絡!「ほくほく線の国道版」はどれだけ使えるのか 「スゴいバイパス」も構築中!?
春夏秋はメリットしかないが、冬場の運転は要注意
関越道を下りてからは、バイパスを通らずに約1時間15分ほどで日本海側の上越市にたどり着くことができました。そこから改めて北陸道を利用し、富山・金沢を目指しました。
もちろん、東京方面からは上信越道(長野)経由の高速道路ルートの方が所要時間は早いですが、ほくほく街道経由はそれより20kmほど短いようです。
「高速をいったん降りて下道を使い、また高速に乗る」というのは少し面倒くさいようにも感じますが、今回の移動は、長岡JCT経由と時間はほぼ同じで、料金はタダ。さらに、のどかな景色を楽しみながら移動したことで、旅のアクセントにもなりました。
ただし、「ほくほく街道」を使っての移動は、あくまでも春から秋にかけてのこと。冬場は雪深い地域でもあることから、スタッドレスタイヤなどの装備がない場合はもちろん、不慣れな人は避けておくほうが無難です。
めちゃいいバイパス建設中!
なお、この「ほくほく街道」に並行して「上沼道」(じょうぬまどう、上越魚沼地域振興快速道路)と呼ばれる高規格なバイパス路線が建設されています。すでに、前出した「八箇峠トンネル」を含む南魚沼市-十日町市のあいだと、上越市内の一部区間が開通済みです。
今回、筆者はあえて「上沼道」は使いませんでしたが、それでも、「ほくほく街道」の旅は気分を盛り上げてくれる大満足の移動となりました。バイパスができれば、所要時間や走りやすさのうえでも有利になりそうです。
【了】
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。
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