「廃線」が超人気アトラクションに! 線路を“自力で走る”ガッタンゴーを体験 まるで「快速列車」気分!?

レールの継ぎ目音に興奮 気分はまさに鉄道車両!

 集合は奥飛騨温泉口駅。駐車場は広く、じゅうぶんな台数が停められます。廃線前そのままの雰囲気を残す駅舎は、ガッタンゴーの基地となっており、ここから出発した車両は神岡鉱山前駅まで行って折り返し、この駅に戻ってきます。

 駅舎内で受付をすませ、ヘルメットを装着して待合室で出発を待ちます。なお出発20分前には受付を済ます必要があります。

 時間が来ていよいよ乗車です。電動自転車2台を連結した車両にまたがり、前車との距離が50mほど離れたところでいざスタート。スロープを勢いよく下りると、そこはもう「ほんとうの鉄道だった路線」のレールの上です。電動自転車のアシストは強く、さらに往路は下り勾配なのでレールバイクは快調に進んでいきます。

 レールの継ぎ目を越えるたび、本物の鉄道車両のような「ガタン」という音がします。筆者はレールバイク初体験。乗る前は「自転車かあ」と思っていたのですが、とんでもない! かなり「鉄道車両」感が強く、感動してしまいました。

 前述の通り、この日はとても気温が高い日でしたが、山深く緑が多いエリアなので風は涼しく、漕いでいるとさほど暑さは感じず、むしろ爽やか。目の前に広がる深い緑の中、レールの上を快走することが、こんなに気持ちがいいとは思いませんでした。

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前輪は固定されているので手を離してもOK。ペットボトルホルダーの装備はありがたいが、折り返すまでトイレがないので、その点は要注意(遠藤イヅル撮影)。

 そんなハイテンションのなか数分進むと、小さな駅が左側に現れました。旧飛騨神岡駅です。廃駅とは思えないほどに整備されています。

駅を通過するとトンネルに突入です。トンネル内はひんやり涼しい! 継ぎ目の音はさらに大きく響き、ディーゼルカーの車内で聞く音そっくりに。実際の鉄道車両に乗っているような気分も盛り上がります。

 トンネルを抜けると急に視界がひらけ、旧神岡町を見渡せる高架線の上を走ります。景色のコントラストがはっきりしていて、ここで歓声をあげる人も多いことでしょう。高架上には旧飛騨神岡駅がありますので、まるで快速列車の気分(笑)で通過しました。

【ワイ、鉄道車両になるw】「ガッタンゴー」の一部始終(地図/画像)

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