30年ぶり! 海保最新のマンモス練習船がデビュー「異例の2段船橋」その内部は? 運用は教育訓練のほかにも

広島県呉市にある海上保安大学校に30年ぶりとなる新型練習船「いつくしま」が配備され、このたび船内が公開されました。船橋(ブリッジ)が2つあるなど特徴的な構造を持つ同船、じつは教育訓練以外の使い方も想定されているようです。

「いつくしま」に続く2隻目の新練習船も

 ちなみに船名の「いつくしま」は、広島県廿日市市の沖合にある厳島に由来します。これは配備先が呉市にある海上保安大学校であるほか、世界一周の遠洋航海では日本を代表して各国を巡ることになるため、国際的にも有名な観光地、嚴島神社のある地にちなんでいます。

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新型練習船「いつくしま」の船尾(深水千翔撮影)。

 また、海上保安庁は「いつくしま」に続いてもう1隻、練習船を建造中です。これは、現場業務に従事する巡視船により近い実践的な設計コンセプトに基づいているのが特徴で、「ヘリコプター搭載型巡視船(国際業務対応・練習船)」と呼ばれています。

 これにより、将来的に海保の練習船は「いつくしま」と新型練習船の2隻体制となり、これまでと比べて学生や研修生に対する教育と訓練の環境が向上することが大いに期待されます。

 なお、式典で海上保安庁の瀬口良夫長官は「これまで練習船『こじま』が築き上げてきた良き伝統を受け継ぎ、船名の由来の通り国内外で愛される練習船として活躍を見せることを大いに期待している」と述べていました。

 「いつくしま」は9月18日に仙台塩釜港仙台港区の高松ふ頭で一般公開が行われる予定です。

【了】

【船内は?】最新練習船「いつくしま」最大の特徴 これが2段船橋の内部です(写真)

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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