この夏も被災した国道を「まるっとバイパス」いよいよ接続! 「新庄古口道路」全通へ向け最終段階 ここまでできた高規格“新庄-酒田”
7月豪雨による氾濫も記憶に新しいところ。
「新庄古口道路」いよいよ全線開通へ
国土交通省山形河川国道事務所は2024年9月10日、国道47号のバイパス「新庄古口道路」の2.2km区間(戸沢村大字津谷-古口)を9月30日から全面通行止めにすると発表しました。「新庄古口道路」の全線開通に向けた工事のためです。
「新庄古口道路」は、最上川に沿って新庄-酒田間を結ぶ高規格道路「新庄酒田道路」の一部で、新庄市から戸沢村にかけての10.6km。うち両端の区間は開通済で、その間の6.0kmは2024年度開通予定となっています。
今回の工事は、全線開通にあたり西端の古口交差点の改良が必要となるためです。終了時期は示されておらず、この間は国道47号および並行する県道に迂回してほしいとのことです。
新庄古口道路に並行する国道47号は、最上川がたびたび氾濫し通行止めになるなどしています。雨量による事前通行規制区間や特殊通行規制区間があり、この7月下旬の豪雨でも最上川の氾濫で数日にわたり通行止めとなりました。新庄古口道路の全線開通で、この区間を全面的に回避することが可能となります。
東北中央道の新庄ICから酒田市の国道7号までを結ぶ「新庄酒田道路」としては、新庄古口道路の全線開通により、約50kmのうち27.3kmが開通。他に3区間で事業が進んでいます。道路工事のため、並行するJR陸羽西線は2022年から全線で運休し、バス代行となっています。
【了】
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